2023年10月8日、15日、29日に令和5年度秋季関東学生囲碁団体戦を開催しました。結果は以下の通りです。
入賞校の皆様おめでとうございます。
優勝 | 準優勝 | |
一般一部 | 東京大学 | 早稲田大学 |
一般二部 | 明治大学 | 東京都立大学 |
一般三部 | 中央大学 | 一橋大学 |
また、全勝者は以下の方々が受賞されました。おめでとうございます。(敬称略)
一般一部 | 工藤義也 |
一般一部 | 宅見悠作 |
一般二部 | 深澤幸人 |
一般三部 | 桑原廣太郎 |
一般三部 | 清水裕矢 |
一般三部 | 杉田瑞紀 |
一般三部 | 谷澤篤志 |







三日間の対局組み合わせ表は以下の通りです。
1部 対戦結果
2部 対戦結果
青山学院大学は1日目を欠場し、選手登録を怠ったため、大会規定により今大会を失格としました。二部は青山学院大学を除く7校の総当たり戦として争います。
3部 対戦結果
東洋大学と上智大学の対戦および横浜国立大学と東洋大学の対戦において、両不戦敗が生じたため、両チームが両負けを含む2勝3敗となりました。そのため、試合細則第一章(Ⅳ)-3の規定により、主将が勝利した大学を勝ちとしました。(東洋×-上智〇、横浜国立〇-東洋×)
一般一部優勝 東京大学 川口飛翔さんの言葉

「今大会の最終戦は早稲田大学に三勝二敗とかなり接戦でした。チームとしても際どい勝負でしたが、なんとか優勝することができてとても嬉しいです。東京大学は四年生で今年卒業される先輩が三人いらっしゃいます。先輩方が卒業される前にチームで勝利して花を持たせられて良かったです。これから東大は12月の全国大会に出場することになります。昨年は残念ながら京都大学に二勝三敗で敗れてしまって準優勝に終わってしまいました。なので今年こそ優勝を掴み取れるよう頑張ります。皆さん応援よろしくお願いします。」
全勝者代表 東京大学 宅見悠作さんの言葉

「難しい碁も多かったですが、なんとか全勝できて嬉しいです。全国大会でも頑張るので応援よろしくお願いします。 」
表彰式・抽選会の様子
大会に後援を頂いている公益財団法人日本棋院より、書籍10冊が抽選で3校に贈呈されました。また、大会に協力を頂いている株式会社パンダネットより、関西棋院創立70周年記念棋士詰碁集「橘中之楽」と「第57回NHK杯テレビ囲碁トーナメント勝敗を分けた次の一手」の書籍セットおよび「群舞のペア碁」4巻セットが抽選でそれぞれ3校に贈呈されました。


関東学生囲碁連盟会長 佐藤尚次先生の講評

「皆様お疲れ様でした。 全校が閉会式に参加されて良かったです。 日程も飛び飛びで皆さん大変だったと思いますが、天気にも恵まれて無事に大会を終えることができて、何よりだと思います。会場を提供いただいた参考の関係者の皆様には、 心より感謝申し上げますし、連盟幹事の皆さんも 本当にお疲れ様でした。 後は12月の全国大会に舞台を移すのみとなります。松田先生の ご挨拶にもあったように、 昨年の京都大学への借りを返せるよう、頑張っていただきたいです。 全国大会についてですが東京工業大学に会場をお借りすることになりました。 東京工業大学の皆さんには、全日本の役員として、 協力に感謝申し上げます。 大会2日目、15日の昼に 幹事会を開きまして、いろいろ改革案を議論し、規約の改正も致しました。連盟の最大の目的は、 参加校を増やすことです。 学生囲碁の健全な発展のために 努力する、それを目指すというのが、 連盟の存在であり、私たち役員幹事皆のミッションです。 決して強い学校を決めるために 大会を開催するわけではなく、 等しく参加費をいただいて、参加校を増やす、 囲碁を広めるということが、最優先のことでございます。今の大会のあり方が、パンデミック後の学生生活のあり方に 本当にマッチしているのか、伝統にこだわる事なく 気軽に参加できるような 形はないものかと考えています。大会の期間を短くできないか、 より少数のメンバーで 参加することができないかなど、連盟幹事と議論しております。 このことも幹事会任せにするのでなくて、もっと参加校を増やすために、 こういう工夫をした方がいいのではないか、というご意見を、学生の皆さんからいただきたいと思うんですね。 女子部の試合を復活させるのか、といった重要な議題もやはり皆さんのご意見で決めることが、 相応しいと思います。 4年生で、囲碁部での試合がこれで終わりだという方も 少なからずいらっしゃると思いますが、卒業後も引き続き、 多年につながっていっていただきたいと思います。 また、具体的に来春、新戦力を迎え入れて、 新しい気持ちで臨んでいただきたいと思います。 」
関東学生囲碁連盟副会長 松多洋一郎先生の講評

「まず、東京大学優勝おめでとうございました。全国大会も頑張ってください。 それから各部の優勝、入賞されたチームもおめでとうございました。今まで女子部がありましたが今回は参加チームが少ないため、女子部がなくなりました。 当面このような形になりますが、女子の方も一般の部に参加されて活躍されている方が多くいらっしゃいます。 今後は一般の部でぜひ女子の方も活躍いただければと思います。 今回3日間にわたって会場が変わりましたが、各大学のご協力で会場が確保できました。 無事大会終わることができて非常によかったと思います。 大きなトラブルもなかったと思いますけれども、初日に参加校が揃わなかったというようなトラブルもありました。 全体を通しては、連盟の幹事の皆さん、それから各大学の選手の皆さんのご協力で非常にスムーズに向いてきたと思いますけれども、 一部そういうこともありましたので、気持ちよく盤上で勝負がつくような大会運営に皆さんご協力いただければと思います。私は3日間とも見学させて頂きましたが、 東京大学が2日目まで全勝、全勝も黒星なく全勝だったそうですが、 今日は午前中4勝で最終局3勝ということで、本当に早稲田大学との最終戦にもつれ込んで3-2で、辛くも勝ったということですけれども、どちらに転んでもおかしくなかったような接戦だったと思います。 東京大学は春夏と、ちょっと今までよりも地力が付いてきたのかなと思いますので、今回はぜひこの関東の代表として、全国でも優勝して頂けたらとに期待しています。 本当に皆さんマナー良く、棋力も非常に充実していて、拝見していて非常に楽しかったです。 一部の最後の決戦はどの碁もハイレベルで、手に汗握って最後まで楽しませていただきました。他の部の皆様も3部までではありますが、参加チームもまた戻ってきている感じがしますので、次回の団体戦がより賑やかになるようにまた頑張っていただきたいです。 」
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